Market Quality Workshop 第14回が開催されました(2013/03/19)

平成25年3月19日に京都大学経済研究所三田オフィス(東京)において,第14回 Market-Quality Workshopが開催されましたのでご報告いたします.

今回は古川雄一先生(Simon Fraser University, Chukyo University)に”Perpetual Leapfrogging in International Competition”と題する研究報告を行って頂きました.

歴史的に見て,幾度となく技術水準のリーダーがある国から別の国へと移ってきました.リーダーである国は技術の比較優位を持っていますが,比較優位のなかった技術的に後発の国がイノベーションなどによってリーダーを追い抜かすという現象が生じてきました.このような現象はleapfrogging(蛙飛び現象)と呼ばれています.

なぜleapfroggingは生じるのか,また繰り返し生じるのはなぜかという問題は経済学者の関心を集めてきました.先行研究でもこれらを説明する試みがなされてきましたが,十分とは言えませんでした.古川先生は,これら2つの問題を同時に,また市場均衡の結果として説明するような内生的モデルを提示されています.

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