1/8 Market Quality Workshopを開催しました

平成27年1月8日に京都大学経済研究所にて, Market Quality Workshopを開催しました.

日時:平成27年1月8日(木)
場所:京都大学経済研究所 第二共同研究室
◇13:00-14:30
Sakai Ando (Columbia University)
“A Theory of Dealer Regulation: the Volcker Rule”
Ando
2007年の金融危機後オバマ政権によって提案された金融規制策の目玉であるボルカールールについての理論的分析が報告されました.Grossman-Stiglitzモデルを発展させたモデルを用いて,ディーラーから他の市場参加者にリスクがシフトされることによって,価格の透明性やボラティリティー,市場参加者の厚生などの変数にどのような影響があるか,大域的な分析がなされました.

◇16:00-17:30
Misaki Matsumura (Columbia University)
“Trade with Cyberspace: Estimating the Consumer Gains from E-Retail”
Matsumura
インターネットを利用した小売業(イーリテール)の拡大が消費者小売価格全体に与える影響を定量的に評価した結果が報告されました.さらに,地域の小売店とイーリテールとの競争によりイーリテール利用者以外にも価格を通した影響が及ぶ可能性を考慮に入れた厚生変化の推定についても報告されました.

主催:特別推進研究 経済危機と社会インフラの複雑系分析

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です