06/22/12

矢野誠,太田勝造,小松原崇史:第4回Market Quality Workshop(2012.06.17)開催報告

2012年6月17日、京都大学経済研究所三田オフィスにて、Market Quality Workshopが行われました。このワークショップで、本プロジェクト研究代表者の矢野誠教授(京都大学)、分担者の太田勝造教授(東京大学)、連携研究者の小松原崇史氏(京都大学)が報告を行いました。

 矢野誠教授は「市場の質と経済危機について」と題し、2000年以降の経済危機がどのように自身の研究のモチベーション形成につながってきたか、その結果どのような研究業績がこれまでに積み上げられてきたか、さらには今後どのような方向へ研究プロジェクトの舵をきっていくか、といった事項について巨視的な視点から報告を行いました。
 小松原崇史氏は、「証券市場の質に関するJHPSデータ」と題し、特に、証券市場に対する人々の主観を計測する設問の導入や、そのデータを用いて行う研究の基本的な構造について報告を行いました。
 太田勝造教授は”Law and Disaster: Information Handling and Information Dissemination in Crisis”と題された最新の研究について報告を行いました。直近の災害時に人々がどの情報元にアクセスし、どのような情報を信頼したのか、といったネット調査のデータをもとにした研究であり、中には、他人がどれ程災害時にパニックを起こすと考えているか、という「愚民観」を調査した項目もありました。ゲーム理論的な災害研究の新たな方向性についてフロアとの議論が交わされました。

06/21/12

柴田章久:第3回Market-Quality Workshop(2012.6.5)開催報告

2012年6月5日,京都大学経済研究所北館101にて,Market Quality Workshopを開催しました.今回は,プロジェクトメンバーの柴田章久教授による金融市場の発展に関する複数のトピックについての実証研究報告が行われました.他の出席者と活発な質疑応答が繰り広げられ,今後の研究の展開を期待させるワークショップとなりました.

06/14/12

第4回Market-Quality Workshop開催のお知らせ (2012/06/17)

平成24年6月17日にMarket-Quality Workshopを開催いたします.
Market-Quality Workshop
2012/06/5
日時:
平成24年6月17日(日) 14時30~18時00分
場所:
京都大学経済研究所 三田オフィス(東京)
http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/gcoe/keio/access1.html
報告1:14:30~15:00
矢野 誠 教授(京都大学経済研究所教授)
市場の質と経済危機について
報告2:15:10~16:10
小松原 崇史(京都大学経済研究所特定助教)
証券市場の質に関するJHPSデータ
報告3:16:30~17:30
太田 勝造(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
Law and Disaster: Information Handling and Information Dissemination in Crisis
質疑応答:30分

06/12/12

日本の国際化について

わたしの友人から,以下の記事を送ってもらいました.

TheNewYorkTimes 20120530

若干の誇張があるのかまったくこの通りなのかどうかについては(私の希望も含めて)確信が持てませんが、この英語ベースのグローバル時代にあって、このような記事がでてくること自体が、日本の現状を象徴していると思いました.読者のコメントはとても印象的です。ちょっと出来過ぎな感すらありますが、これが世界のみなさんの感覚の、少なくとも、一端を表しているのは事実と思います。

06/1/12

第3回Market-Quality Workshop 開催のお知らせ (2012/06/05)

平成24年6月5日にMarket-Quality Workshopを開催いたします.
今回は研究分担者の柴田章久教授に研究報告を行って頂きます.
Market-Quality Workshop
2012/06/5
日時:
平成24年6月5日(火) 16時30~18時00分
場所:
京都大学経済研究所 北館101
報告者:
柴田章久教授(京都大学経済研究所教授)
“Collateral Constraints and Legal Protection of Lenders: A Macroeconomic Perspective”(仮題)